サマリー

★★★★☆(見るべき名作)
2026年9月4日 日本公開のアメリカ ホラー映画 126分
監督 ケイン・パーソンズ
脚本 ウィル・スーディック
出演者:キウェテル・イジョフォー
・レナーテ・レインスヴェ
・マーク・デュプラス
パニック・ホラー映画だ。初期のエイリアンを思わせるような恐怖感がある。この作品は狭い宇宙船内の通路ではなくて、行けども行けども際限のない地下室が舞台だ。
表の世界:フロント・ルームズに対して裏の世界バック・ルームズが存在する。目の前に現れるバック・ルームズは部屋・通路・壁・狭い隙間・床に開いた穴・ドア類が際限なく続く。
何処まで行っても黄色い部屋と黄色い廊下、天井の蛍光灯が不気味だ。地下空間には何かの音が聞こえる・・・誰かいるのか。そして大きなうなり声とこちらに向かってくる足音。うなり声から逃れて手近なドアを開けるがその先に何が待っているのか・・・。
主人公が恐怖心にかられ逃げる回る姿に感情移入できる。物凄くうまい設定だ。正面のドアを開けるだけで目をつむってしまう。

最初、何かに追われた鳥が悲鳴を上げてこちらに向かってくる。この恐怖の仕掛けが素晴らしい。鳥は何かに食いちぎられ床に血だらけとなって落ち絶命する。これで恐怖スイッチが入る。
また、部屋の中央には家具類が在庫の山のようになっている。主人公クラーク(キウェテル・イジョフォー)は家具店を経営している。彼の心の中が現実となって目の前に現れているのか。
主人公は家具店の経営者だが客は全く来ない・・・経営に行き詰まっている。離婚を経験し酒浸りの日々だ。精神的にも病んでいてセラピィスト(レナーテ・レインスヴェ)メアリーのもとに通う。

メアリーを頼るが自分の不幸を全て他人のせいにするクソ男だ。自分の非を認めようとしない。バック・ルームは彼の病んだ精神が作り出した異世界なのか。
ここで物凄く面白いのは、バック・ルームには秘密の入り口があってここから出入りできる。クラークは怖いにもかかわらず毎晩バック・ルームに入り込んで部屋の地図まで作る。
クラークは何を求めて毎夜、バック・ルームに入るのか。ある日、従業員のボビーとキャットを調査に加える。嫌がるボビーに縄を結んで狭い傾斜した通路に降ろす。ところが怪物に追いかけられ逃げ帰るが紐を引っ張られ下まで落下する。

慌てたボビーの彼女キャットが後を追う。ボビーは怪物に食いちぎられ血だらけとなる。そして後を追ったキャットは行方不明だ。更にクラークはメアリーまでもバック・ルームに誘い入れる。果たして彼女にはどんな悲劇が待っているのか。
この映画のもとになっているのは匿名掲示板「4chan」に由来するインターネット都市伝説である。誰でも参加できるし、色々なストーリーが考え出される。面白い設定だ。
しかし、映画化してこれだけヒットするとは誰しも考えつかなかった。たかだか16億円の作品が全米3日間で129億円稼ぎ出した。今では全世界で600億円以上を稼いでいる。

これは物語の斬新性だ。そしてこの物語を起点としてさらに想像が進化してゆく。映画の終わりに16分程度のストーリーが追加されている。これはバック・ルームを科学的に調査・解明しようとするある研究会社の出来事だ。
この異空間が何故出来たのか、そしてここには何があるのか・・・しかし、研究者たちも未知の怪物に遭遇してしまう。果たして研究者の生命は・・・話題は尽きない。

TATSUTATSU
















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