海外ドラマ

海外ドラマ「ボディガード-守るべきもの-」感想・評価:イギリス美人内務大臣を守るボディガードの物語

サマリー


★★★☆☆(お薦め)

2018年BBCにて放映された6話完結テレビドラマ・アクションサスペンス
監督 トーマス・ビンセント(ボディガード-守るべきもの-
ジョン・ストリックランド(ボディガード-守るべきもの-
原作・脚本 ジェド・マーキュリオ
出演 ●リチャード・マッデン(シンデレラ、ロケットマン1917命をかけた伝令ゲーム・オブ・スローンズボディガード-守るべきもの-
●キーリー・ホーズ(ボディガード-守るべきもの-

『ボディガード -守るべきもの-』予告編 – Netflix [HD]

 

新年おめでとうございます。お正月はのんびりとアニメばかり見ておりました。皆さんもお笑い、バラエティ・歌番組・・・とそろそろ飽きてきた頃ではないですか。今回お勧めするのはイギリスのBBCで放映され大ヒットを飛ばしたテレビドラマだ。

ハードボイルド・タッチのアクション・サスペンス、主演はあの「ゲーム・オブ・スローンズ」でロブ・スタークを演じたリチャード・マッデンだ。彼がボディガードとなって次期首相候補の内務大臣ジュリア・モンタギュー(キーリー・ホーズ)を警護する。

僕らはデイビット・バッド(リチャード・マッデン)の目を通して物語を体感することになる。常に周りに気を配ってご主人様を守らなければならない忠犬だ。その張り詰めた重圧と緊張感がじわじわ肌感覚で伝わってくる。一体どこから暗殺者が襲ってくるのか、僕なら極限の精神状態が1時間も続かない。

しかも主人公は内務大臣との夜のお勤めも果たさなければならない・・・お色気も満載だ。さらにこれに政治ゲームや人間関係の駆け引きが絡んでくる。二転三転のドラマで誰が内務大臣ジュリアを殺そうとするのか推理するのも面白い。敵はテロリストだけではない政権内部の仲間も信用できない。さああなたもこのドラマにどっぷり浸かってみてはどうか。

話のスジを少し紹介すると。PTSDに苦しめられるアフガニスタン帰還兵のデイビットは今はロンドン警視庁の巡査部長の職に就いている。妻のヴィッキー(ソフィー・ランドル)と二人の子供たちとは別居中だ。

デイビットは偶然乗り合わせた列車でイスラム教徒による自爆テロに遭遇。トイレに籠って自爆しようとしていたイスラム女性ナディアの説得に成功する。この功績が認められ彼は内務大臣ジュリア・モンタギューのボディガードに昇進する。

ジュリアは野心的な女性で首相のスキャンダルを掴み、彼を辞任させたあと政権を握ろうと画策していた。さらにテロ対策のため国民のプライバシーを閲覧できる法律案を強引に通そうとしていた。彼女はテロリストや反対勢力にさらされ、多くの政敵も内外に抱えていた。

ある日、車での移動途中狙撃される。デイビットはジュリアを何とか守り、狙撃犯を確保しようとビルの屋上に乗り込む。そこにはアフガニスタンで同僚だったアンディがいた。彼はデイビットに気づくと逃げられないと判断し自殺する。

ジュリアは極度な緊張と恐怖心から、自分を救ってくれたデイビットに好意を持つ。そして二人はただならぬ関係となる。内務大臣ジュリアの行動やスケジュールはトップシークレットのはずだ。ではだれからそれらの情報がテロリストに漏れたのか・・・内部にモグラがいる。

ところが彼女は危険な時期なのに自分自身をアピールする信念は揺るがない。ある大学で講演を行う。当然、厳重な警備だ、デイビットも彼女の周辺に目を配り付きっ切りだ。

ジュリアが演台に上がりスピーチを始める。しかし、何かがおかしい、彼女の関係者がスピーチの修正原稿を持って演壇に登ろうとした時大爆発が起こる。まさにデイビットの目の前だ。

ジュリアは集中治療室に運ばれたが治療のかいなく亡くなってしまう。そして二回のアクシデントの渦中にいたデイビットが疑われる。果たして彼女を殺害したのは何者なのか、デイビットの運命は・・・。

TATSUTATSU

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