【サマリー】
アメリカで2012年9月からスタートしたテレビドラマである。日本では今年からDVDの貸し出しが始まっており、現在僕はこれにはまっている。
原作はコナン・ドイルのシャーロック・ホームズだが、これが面白いようにデフォルメされている。
ホームズ(ジョニー・リー・ミラー)はニューヨークに移住し元薬物常習者の過去を持っている。二度と薬物に手を出さないように、付添人として元女医のワトソン(ルーシー・リュー:カンパニー・マン)が雇われている。
ホームズは犯罪学の天才であるが、体中にタトゥが彫られており、古めかしいマンションには多数のテレビモニターとパソコン、無数の使い捨て携帯、鍵、実験道具、犯罪学の本などかこまれ、屋上にはミツバチを飼っている。
ひょうひょうとした変人で女好き、部屋の中には、監視カメラが多数取り付けられている。
ワトソンが女性であるのが面白い、東洋系で目の吊り上ったオバサンガオのルーシーが実にいい。当初ホームズとの仲は最悪で、信頼関係ゼロである。
しかし、付添人としてホームズと付き合ってゆくうちに、犯罪学に目覚め、第一シーズンの終わりには、ホームズとの強い信頼関係で結ばれてゆく。
実はワトソンは過去の医療ミスがトラウマとなっており、この分野から遠ざかるつもりだった。ところが殺人現場を目撃してゆくうちに、医者としての経験知識が湧き上がりホームズに貴重な助言をする。
【レビュー】
ホームズ系ドラマとしては、イギリスのベネディクト・カンバーバッチのシャーロックがある。これはホームズを現代版に置き換えたものでストーリーも原作を基にしたものが多い。
クール系イケメンのカンバーバッチが魅力的で女性ファンが多いと思う。また、ストーリーも面白い。
さらに、犯罪コンサル系ドラマとしてメンタリストがある。主役のサイモン・ベーカーがブロンドの髪と甘いマスクで女性をとろけさせる。
サイモンが動いたり、しゃべったり、怒ったり、笑ったりするのを見るだけでも特に女性ファンにはたまらない。(もちろんストーリーもいい)
エレメンタリーのホームズはハンサム系とは言い難い風貌をしている。でも、ジョニーは憎めない、不思議な魅力を持ったホームズを熱演していていい感じである。
日本語吹き替えの三木眞一郎さんも非常にいい。
いつも刺身のつま的存在のグレッグソン警部がここでは非常に頼もしい目立つ存在に描かれている。時には役柄でホームズを食ってしまうこともある。エイダン・クイン(月下の恋)が演じており、ホームズよりハンサムである。
さらに、右腕のベル刑事もアフリカ系アメリカ人だが、ホームズと張り合う存在で面白い。
肝心なストーリーは良く練られており、観ていて飽きない。次にどんな事件を見せてくれるのか、毎回楽しみである。
ホームズは例によって、現場に残されたわずかな痕跡(匂い、土、足跡など)から犯人を推理し、追いつめてゆく。警部はホームズの天才的な才能を高くかっており、犯人逮捕に協力してゆく。
さらに面白いのは、モリアティーが女で・・・・・・・・あっと、ここらでやめておきます。
これからの秋の夜長、このドラマを見て誰が犯人か推理を働かせてみるのも悪くないと思う。きっとはまっちゃうと思いますよ。
辰々
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ところで「初心者入門シャーロック・ホームズのすべてが分かる映画・海外ドラマ」も参考にしてね。
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