アニメ

アニメドラマ「呪術廻戦」感想・評価:スタイリッシュなお化けドラマ、大ブレークの予感アリ

サマリー

 


★★★☆☆(お薦め)

2020年10月からTVにて放映中のアクション・ダークファンタジーアニメ
監督 朴性厚
原作 芥見下々「呪術廻戦」
出演 ●榎木淳弥(虎杖悠仁役)
●内田雄馬(伏黒恵役)
●瀬戸麻沙美(釘崎野薔薇役)
●中村悠一(五条悟役)

TVアニメ『呪術廻戦』PV第1弾

オープニングテーマ

TVアニメ『呪術廻戦』ノンクレジットOPムービー/OPテーマ:Eve「廻廻奇譚」

エンディングテーマ

TVアニメ『呪術廻戦』ノンクレジットEDムービー/EDテーマ:ALI「LOST IN PARADISE feat. AKLO」

 

芥見下々(あくたみげげ)原作「週刊少年ジャンプ」連載のダークファンタジー・アクションアニメだ。人間の負の感情から生まれる化け物・呪霊を呪術を使って祓う呪術師たちの活躍が描かれる。

スタイリッシュな演出と派手なアクションに引き込まれる。「鬼滅の刃」の次はこれかもしれない。血が飛び散ったり、体が切断されたりとグロイ場面が結構出てくるがすぐに慣れる。

さらに、ここに現れる呪霊たちがグロテスクな形をしているのも必見だ。でもシリアスなドラマではなくコメディ要素も兼ね備えているから女性でもオーケー。

主役の虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は強力な呪霊を倒すため、特級呪物・両面宿儺(りょうめんすくな)の指を飲み込む。これによって、宿儺は悠仁の体を「器」として蘇る。宿儺は悠仁の体を乗っ取ろうとするがそれが出来ず、悠仁と契約を結ぶ。つまり、悠仁は宿儺を宿したことによって最強の呪術師となっている。

悠仁は都立呪術高専に転校し、呪術師を目指して修行を始める。同じ仲間の伏黒恵(ふしぐろめぐみ)は2級呪術師だ。十種の式神(しきがみ)を変幻自在に操る。この式神には白・黒の犬、骸骨の仮面をかぶった怪鳥・鵺(ぬえ)、巨大な大蛇、巨大な蝦蟇(がま)などがいて飽きない。

さらに、3級呪術師の釘崎野薔薇(くぎさきのばら)が加わる。くぎを呪霊に叩き込んで祓う「芻霊呪法」(すうれいじゅほう)を得意としている。女の子であるが口が悪く、高慢、クソ田舎出身であることを卑下している。

そして彼らの師匠の五条悟(ごじょうさとる)、彼は自他ともに認める最強の呪術師だ。六眼(りくがん)と呼ばれる特殊な目を持ち周囲の空間を自在に操る。特級呪霊であっても彼のパワーには太刀打ちできない。生徒に対し教師でありながら性格が悪い。

呪霊の攻撃によって周囲の人々が死んでゆく。こんな危険な奴らを高校生が相手にするとはアニメの世界だけだ・・・大人はいったい何をしているのか。数えきれないほど呪術高専の生徒が出てくる。彼らが力を試す選手権などがあり、学園ドラマともいえる。

「鬼滅の刃」はお涙頂戴的なドラマだが「呪術廻戦」はお笑い頂戴的な雰囲気を持っている。はちゃめちゃだが独特な世界観を持ったアニメであることは間違いない。さあ、あなたもこの不思議なドラマにどっぷり浸かってみては・・・。

TATSUTATSU

アニメ映画「羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)僕らが選ぶ未来」感想・評価:中国発の極上アクション・ファンタジーアニメ前のページ

アニメドラマ「蟲師」感想・評価:森の奥深く幻想的な世界を生命の起源「蟲」と漂い触れあう物語次のページ

関連記事

  1. アニメ

    アニメ映画「この世界の片隅に」感想・評価‐戦時下の呉で懸命に生きるすずに涙

    サマリー2016年公開の日本アニメ映画 ヒューマン…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

人気記事

アーカイブ

最近の記事

2023年12月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
  1. トピックス

    第88回アカデミー賞について思うこと-閉鎖映画社会の茶番劇か
  2. ミステリー小説

    ミステリー小説「緑の少年」少年は実在するのかそれともイマジナリーフレンドなのか
  3. ベストテン

    攻殻機動隊「ゴースト・イン・ザ・シェル」映画ベストテン:難解なドラマを分かり易く…
  4. ホラー

    映画「遊星からの物体X」感想・評価:細胞単位の地球外知的生命体に乗っ取られる人間…
  5. SF

    映画「パッセンジャー」感想・評価‐宇宙を舞台にした究極の愛のドラマ
PAGE TOP