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アニメ映画「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」感想・解説‐ハリウッドで実写化されるよ

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【サマリー】

1995年公開の監督:押井守、原作:士郎正宗、音楽:川井憲次の作品である。2008年にCG映像を中心にリニューアルされたGHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0も公開されている。

視聴者にわざと分らないように作っていると押井監督が話しているように、はっきり言って何回観ても分らない。

分っては困るんだとも監督は言い切っている。

絵コンテ、アニメ、CGを駆使して素晴らしくきれいな映像を作りこんでいる。

また物語のキャラクターもそれぞれ個性的で魅力的に描かれている。

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さらに川井さんの音楽も独創的で映画を盛り上げる。

これだけ三拍子もそろったアニメは多くない、しかも色んな映画に影響を与えている。とにかく日本が誇るトップクラスのアニメ(ANIME)である。(DVDが130万本の売り上げを記録している)

このアニメがハリウッドで実写化されるとのことである。主演の草薙素子にはスカーレット・ヨハンソンの起用が決まっておりファンの間からは賛否両論が巻き起こっている。

彼女の出演料は1,000万ドルで舞台はアメリカになるらしい、ファンとしてはうれしいやら、さみしいやらで複雑な心境である。

押井攻殻の世界観を踏襲してほしいし、くれぐれも女性版ロボコップにならないことを祈るのみである。

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主要な登場人物の紹介をすると・・・

公安9課・・・・主人公の草薙素子・バトーらが所属する。政府内務省所属の防諜機関であり、内閣総理大臣に直属している。通常「攻殻機動隊」と呼ばれている。

草薙素子・・・・9課の実質的なリーダー、脳と脊髄の一部を除き全身義体である。優れたリーダーシップと身体能力を有する。過去軍に所属していた経歴から「少佐」と呼ばれている。(声:田中敦子)

荒巻大輔・・・・公安9課の部長、軍に太いパイプを持っている。かなりの切れ者で、特に扱いが難しい政治がらみの犯罪へは迅速な対応をみせる。課員からの信頼が厚く「猿オヤジ」と親しみを込めて呼ばれている。(声:大木民夫)

バトー・・・・・・男性型高出力義体を持つパワー型サイボーグ、義眼レンズも装着している。武器の扱いに詳しく、バセットハウンドのガブリエルを飼っている。素子に対しては好意以上の感情を持っている。(声:大塚明夫)

トグサ・・・・・・9課の中では唯一の妻帯者、警視庁捜査一課の刑事であったのを、素子に引き抜かれる形でチームに参加している。格闘戦や電脳戦にはやや劣るため、バトーと組んで行動することが多い。(声:山寺宏一)

 

攻殻機動隊のすべてが分かる映画・テレビドラマベスト6」も見てね。

攻殻機動隊S.A.C.Individual Eleven」も見てね

追伸、ハリウッド版「ゴースト・イン・ザ・シェル」を4月7日に見てきましたよ・・・まあまあかな。

【ストーリー】

ストーリーを少し紹介すると、背景は2029年、人間の電脳をハッキングして人形のように操る国際手配中のハッカー、通称「人形使い」が入国したとの情報を受ける。

公安9課は捜査を開始するが、なかなか正体が掴めない。ところが、政府ご用達である義体(一種のサイボーグ)メーカー「メガテク・ボディ社」の製造ラインが突如として動き、女性型の義体一体を作り出した。

義体はひとりでに動き、製造ラインから逃げ出し道路に出たところ車にひかれ公安9課に運び込まれる。

運び込まれた義体を調べてみると、補助電脳にゴースト(生身の人間が持つ自我、意識、霊性のこと・・・心と言ってもいいかもしれない)のようなものが宿っていた。

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この義体は「少佐」と全く同タイプである・・・・なぜか。

公安9課に運び込まれた義体を公安6課の中村部長が、外務大臣の命令書をもって受け取りに来る。

そしてこの件から手を引けと荒巻部長に命令する。

荒巻部長としては致し方なく渡さなければならない、その時、義体取り調べ室で爆発が起こり義体が何者かに持ち去られてしまう。

中村部長の話では国際的ハッカー「人形使い」をこの義体に追い込むプログラムを作成して実行に移したとのことである。

しかし荒巻部長は彼の話に疑問を感じ極秘調査の継続を部下に命じる。「人形使い」を追い込んだ義体を持ち去った車を少佐達は追いかける。

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事前に何者かが、中村部長の車に同乗し光学迷彩(特殊な光学技術を応用して自分を見えなくする技術)を使って公安9課に侵入したことをトグサは見破っていた。

少佐は車が大きな建物に入って行くのを確認し、建物に忍び込む。そこには光学迷彩をほどこされた戦車が車を守っていた。

少佐はバトーの応援を待たずに、勝ち目のない戦車に向かう。彼女は「義体」の電脳にアクセスするのは今しかチャンスが無いと確信していた。

果たして彼女は戦車と戦って勝てるのか、また「義体」のゴーストは何者なのか、その電脳に潜ることは出来るのか観てのお楽しみである。

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押井監督が描く2029年の世界は独特の雰囲気を持っている。これだけ技術が進歩しても人々の暮らしは現在とさほど変わらない、かえって薄汚く表現されている。

ビルの町は地球温暖化のためか海面が上昇し、運河が発達している。運河は汚く、フェリーで水路を進んで行く。街は漢字の看板が多い日本とも中国とも言えない東洋的な雰囲気を漂わせている。

それでいて、高層ビルが周りにどんどん建って行く、貧富の格差がどんどん広がっているのか?

また犯罪もサイバー攻撃、ハッキングなどネットを使ったものに変わって行く。警察や軍隊もそれに対応して行くが、犯罪者も高度になって行きイタチゴッコの様相をなす。

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草薙素子は非番の日にはこの東京湾にダイビングしている。この部分が大変面白い、サイボーグが何の目的があって海に潜るのか・・・・・体のほとんどが義体化され、自分自身が機械なのか人間なのか分らなくなる。

何を心のよりどころにすれば良いか、そして人間でないならネットの海に潜り自分を変えてみたいと・・・・・。

一緒にいるバトーは素子が遠くに行ってしまうのではないかと不安を抱える。

【ネタバレ】

<ここから先は映画を観てから読んでね>

<まあ何回観ても良く分からないから、ネタバレしようがないけどね>

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「少佐」は戦車によって破壊されようとしていた、間一髪バトーが間に合い彼女は救出される。そして「人形使い」の義体の電脳にダイブしたいと言う。

バトーは反対するが義体の電脳に潜り込み融合する。「人形使い」とは何者なのか・・・・荒巻の調査では「人形使い」は外務省が作ったプログラム(プロジェクト2501)が始まりではないかと考えている。

そしてこのプログラムは独り歩きし、制御出来ない状態になってしまう。・・・・・外務省はこれをハッカーと偽り排除しようとしてきたのではないかと・・・・真意は闇から闇に葬られてゆく。

義体と草薙素子は公安6課のヘリから狙撃され破壊されてしまう。しかし、その前に両者は合体し、ネットの海に深く潜り込んでゆく。

果たして「人形使い」とは人間の脳がネットにアップロードしたものかそれともネットの海の中で誕生し・成長してきたものか誰にも分からない。

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【レビュー】

押井監督は、草薙素子を結婚させてあげたくて・・・これは彼女とネットの結婚式だと言っている。結局彼女の頭
部はバトーに秘密裡に持ち出され、闇ルートの少女の義体をくっ付けた状態となる。

そして彼女は満足したように姿を消してしまう。

最近、僕の脳みそは少しボケ始めているので、誰かハッキングして僕の脳みそを活性化してくれないかなー。

辰々

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