サマリー
★★☆☆☆(そこそこ面白い)
2018年日本放映のアメリカTVレスキュー・ヒューマンドラマ
製作総指揮 ライアン・マーフィー
出演 上の写真左から
●ロックモンド・ダンバ(マイケル・グラント⇒アシーナの夫)
●オリヴァー・スターク(エヴァン・”バック”・バックリー⇒若手消防士)
●コニー・ブリットン(アビー・クラーク⇒9-1-1(緊急通報)オペレーター)
●アンジェラ・バセット(アシーナ・グラント⇒警察官)
●ピーター・クラウス(ボビー・ナッシュ⇒救命隊のキャプテン)
●アイシャ・ハインズ(ヘンリエッタ・”ヘン”・ウィルソン⇒救命士・消防士)
https://youtu.be/GK1YEbxUsoI
今季、アメリカのFOXで最も視聴された作品だ。大都市ロサンゼルスを舞台に「人命救助に命を懸けるプロたちを描いたドラマ」だ。スピィーディな展開と一話一話完結で視聴者を飽きさせない。
少々、「盛りすぎ」の感じはあるがこれくらい派手にしないとアメリカではヒットしないと思う。まあまあな、お薦め作品だ。カリフォルニア州の人口が約4000万人、そのうち1割400万人がロサンゼルスに住む(ニューヨーク800万人の半分)。
ロサンゼルスと言うと今年、MLB新人賞を獲得した大谷翔平選手の所属するエンゼルスがある。そして前田投手がいるドジャースもある。映画の都ハリウッドでも有名な冬でも温暖な住みやすい場所だ。
かつてはアメリカの中でも犯罪の多い地域だった。現在では犯罪も激減し安全な都市になっている。このアメリカの第2の都市LAを舞台にして緊急救命の現場を描く。
物語のスタートは緊急通報オペレーター アビー(コニー・ブリットン)が受け取った911(日本では119番、110番など緊急ダイヤル)の緊急電話を救命隊のナッシュ(ピーター・クラウス)に流す。そして時と場合によっては警察官のアシーナ(アンジェラ・バセット)にも流す。
救命隊と警察は協力して現場に駆けつける。現場で求められるものは専門知識と勇気だそして一瞬たりとも気が抜けない。彼らメンバーは「人を助けるのが好き」を信条にしている。人を救うことによって自分も救われる。
メンバーはそれぞれトラウマを抱えている。救命隊のキャプテン ナッシュはかつてアルコール依存症だった。今でも毎週、懺悔しに教会に行く。バック(オリヴァー・スターク)はセックス依存症だ。どこでも女性と手当たり次第やってしまう。
警察官のアシーナの夫マイケル(ロックモンド・ダンバ)は自分は「ゲイ」だとカミングアウトしてしまう。家庭はズタズタだ。緊急通報オペレーターのアビーは認知症の母を抱えており、ヘルパーに任せて出勤している。登場人物全員が大きなトラウマを抱えて生きているところがミソだ。
彼らは人を救うことによって自分も救われてゆく。巨大な都市LAではひっきりなしに911が架かってくる。
●壁から赤ん坊の泣き声が聞こえてくると言う通報があった。救急隊員は現場に駆けつける。十代の母親から産み落とされた子供が下水管に詰まっているのだ。壁を怖し、下水管を切断して赤子を救出する・・・危なく死ぬところだった。
●首を絞められて死にそうだと電話があった。駆け付けると巨大の大蛇が飼い主の首を絞めていた。窒息してしまう、隊員は大蛇の首を斧で切り落とし、通報した女性を助ける。
●飼い犬に襲われていると通報があった。駆け付けると2匹のドーベルマンに吠えられた男が台所のテーブルの上で叫んでいた。2匹の犬を部屋に閉じ込め事なきを得たが、通報してきた男は実は泥棒だった。
●ジェットコースターが故障で止まり男1人と2人の女が宙刷りだ。レスキュー隊員が駆けつけ手を刺し延べたが間に合わず落下し男は死んでしまう・・・バックは何故助けることが出来なかったと自分を責める。
●屋上から飛び降りようとしている女をキャプテンのナッシュが必死に説得する。少しずつ近寄りあと少しで手が届きそうな時に女は飛び降りる・・・すべての命を救う事は出来ない。ベストを尽くすしかないと自分に言い聞かせる。
●窓の清掃員のゴンドラが外れ宙吊りになる。はしご車を延ばし救出に成功する。
人間の最大の使命は・・・人や社会に尽くすことだと考える人が多い。「人を救うことは自分も救われる」がこのドラマのテーマか。
あまり堅苦しいドラマではないので気楽にみられる。ただ、セックス場面がしばしば出て来るので、一人でこっそり見た方がいいかもしれない・・・ファミリー向けではないかも。
ところでアメリカ映画やドラマを観ていると誰もが「豪邸」に住んでいる・・・びっくりだね。僕ら日本人はいつの間にか貧乏になってしまった。ウサギ小屋と猫の額ほどの庭だ。かつて言われた「日本全国総中流時代」が懐かしい・・・。
TATSUTATSU
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