コラム

ベストセラー作家になる方法 二つの実例:ブログで人気を集め電子書籍を出版

例1 「ジュリー&ジュリア」


誰しもベストセラー作家になってみたいと思う。出来れば、芥川賞や直木賞を取って、文筆業で食えれば言うことない。テレビに出たり、講演会をやったり、評論家になったりと妄想は膨らむ。

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エイミー・アダムス

でもよほどの才能が無いと不可能だ。夢を追っかけて、一生終わってしまうだろうね。ところがブロガーになって、読者が増えてくれば、作家の夢も叶うかもしれない・・・これはひょっとしたら凡人でも出来るかも?。

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しかも今では、アマゾンのキンドルで簡単にしかも安く「電子書籍」が出版できる凄い時代になっちゃった。これは利用しなきゃもったいない。

ジュリー・パウエルと夫のエリック

ここで紹介する、ジュリー・パウエルはそんな夢を実現させてしまった全くの平凡な一般女性だ。彼女は毎日働きながら、家に帰っては主婦の仕事をこなす。でも毎日の生活が何だか物足りない、彼女は一大奮起してあるプロジェクトを立ち上げる。

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メリル・ストリープとジュリア・チャイルド

その計画とは・・・フランス料理本を出版したジュリア・チャイルド(1912年~2004年)の524のレシピを一年365日で制覇しようと計画を立てる。

ジュリー&ジュリア – 予告編

一日に2つの料理を作る日も当然出てきて、これは大変な作業だ。そしてその模様をブログで毎日発信する。この毎日というところがミソだ・・・多分死ぬほど苦労したに違いない。

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やっぱり色々なトラブルに見舞われる。ブログを見た会社の上司から嫌味を言われたり、料理がうまく出来なかったり、夫婦げんかしたりとか・・・きりがない。でも彼女は何とかやり遂げちゃんうんだ・・・フルタイムで仕事を抱えてるのに。尊敬に値する。

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そしてブログを更新するたびに読者が増えて、熱いファンからのメッセージが彼女の背中を押してくれるんだ。彼女は泣きながらブログを書く日もあるけれど、気が付いたら「ブログの女王」になっていたんだ。

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そしてこのブログをまとめて本にして出版し、ベストセラー作家の仲間入りを果たしてしまう。さらにこの本は主演メリル・ストリープとエイミー・アダムスによって映画化「ジュリー&ジュリア」もされて、これも大ヒット。

彼女は長年の夢を叶えちゃうんだ・・・誰しもが成功するとは限らないが、努力と根性さえあれば手が届きそうな気もする。まあ、人生一度しかないから、思いついたらやってみるのもアリだ。

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ただ、現実は厳しく、競争相手も今では多いから、努力だけでは上手くゆかないかもしれない。でもやらないよりやった方が絶対にいいと僕は信じるね。

例2 「オデッセイ」

もう一つ紹介すると、最近大ヒットしたマット・デイモン主演の映画「オデッセイ」・・・これの原作者アンディ・ウィアーも自分のウェブサイトで連載してきた「火星の人」をキンドルで出版して成功を収めた作家だ。

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アンディ・ウィアー

この「電子書籍」は2011年に電子媒体として出版され、99セントで売り出したところ35,000ダウンロードと言う驚異的な数字をはじき出している。そして皆さんご存知の通りリドリー・スコット監督で映画化され大ヒットになった。

映画『オデッセイ 』予告編

彼はプログラマーだから、こんなに詳しく、科学的根拠に基づいて「火星旅行」「火星移住」のテーマが書けたのかもしれない。

でも彼も小説家専業ではないから、やっぱりウェブを使った努力の人だと思う。SF小説を書くのにかなりの勉強をしたように思う。映画しか見ていないけど、科学的に突っ込んだストーリー仕立てになっている。

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そのほか探せば、ブロガーから作家になった人はけっこういるかもしれない。つまり誰でもチャンスは転がっているとゆうわけだ。それを拾い上げてものにするかは才能以上に根気が必要だ。僕は長いことサラリーマンをやっているけど、何ものにも束縛されずに人生送れたら最高だ。

ただ、日々過ぎてゆくのが最近早すぎる。あっと言う間に歳を取ってしまう。特に若い人には、思いついたらすぐに行動を取るようアドバイスしておくね。

僕もそのうち、キンドルで出版してみようと考えている・・・売れなくても自己満足でいい。でも日々忙しくてなかなか手がつかない。僕の場合は残り時間が少ないから、焦っている毎日だ。

歳とって仕事を引退しても、残念ながら毎日が考えたほど暇ではない。若い人は引退してからあれをやろう、これをやろうと考えているかもしれない。でも元気なうち(今)やった方がいいと思うよ。

TATSUTATSU

 

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