SF

映画「ロボコップ(2014)」感想・評価‐昔のリメイク作品とは寂しいね

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【サマリー】

2014年公開のアメリカ映画、監督はジョゼ・パジーリャ、主演はジョエル・キナマンである。

1987年にポール・バーホーベン監督ピーター・ウェラー主役によって作られ、低予算ながら大ヒットした映画のリメイク版である。

当時は斬新なアイデアとバーホーベンが監督として乗りに乗っていた時期の作品で続編も2つ作られている。

車から降りてくるロボコップ、煙の中から現れるロボコップが鳥肌が立つほどかっこよかった。

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今回、新たな監督・キャストで制作されている。原作を観ていない人は大変面白く観れたと思うが、僕はどうしても原作と比較してしまう。

【ストーリー】

ストーリーは、軍事用ロボットを製造している「オムニコープ社」は海外にロボットを販売し巨額の利益を得ていた。

しかし米国本国においては「ドレイファス法」と言われる心を持たないロボットに人命を委ねることを制限する法律があるためロボットの普及が停滞していた。

オムニコープ社CEOのレイモンド・セラーズ(マイケル・キートン)はサイボーグ技術の権威デネット・ノートン博士(ゲイリー・オールドマン)の協力を仰ぎ「ロボコップ」計画を立ち上げる。

博士は密輸組織の仕掛けた爆弾によって体を吹き飛ばされ重傷を負ったアレックス・マーフィー刑事(ジョエル・キナマン)を被験者に選ぶ。

彼の妻クララの同意を得て、残った体以外を機械に置き換えロボコップが誕生する。

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完成したロボコップは人間の脳を持つため感情に左右されやすい。この点は機械ロボットより反射速度が遅い。この欠点を補うため、ロボコップの感情を抑え機械に近い動作をするよう改造される。

ロボコップは次々と成果を発揮し市民から支持を得て行く。ところが彼は妻クララと再開したことから、人間の感情が再び元に戻り始める。

自分を殺そうとした密輸組織を独自に調査し、その結果警察内部の腐敗を暴くところまで事件が発展してゆく。実はオムニコープ社のレイモンドはこの腐敗に一枚かんでいる。

彼は腐敗が暴露されることを恐れロボコップを抹殺しようとする。ロボコップとオムニコープ社との真の戦いが始まる。

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【レビュー】

2014年のリメイク版は原作のストーリーを踏襲しており、まあまあの出来であったと思う。

しかし欲を言わせてもらえば、原作を超えていない。何か原作をしのぐようなモノを工夫してほしかった。

例えば空を飛ぶとかサイボーグ009のように加速装置を使って高速で動くとか・・・・・。(実際3作目では空を飛んでいたと思う。)

ストーリーも原作からもっとひねって欲しかった。(原作とほとんど一緒じゃないか!)

配役の中で、ゲイリー・オールドマンの存在感が際立っておりさすがだと思わせる。もう彼を観るだけで我慢するしかないのかな・・・・・。

辰々

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