SF

映画「ロボコップ(2014)」感想・評価‐昔のリメイク作品とは寂しいね

NewImage77

【サマリー】

2014年公開のアメリカ映画、監督はジョゼ・パジーリャ、主演はジョエル・キナマンである。

1987年にポール・バーホーベン監督ピーター・ウェラー主役によって作られ、低予算ながら大ヒットした映画のリメイク版である。

当時は斬新なアイデアとバーホーベンが監督として乗りに乗っていた時期の作品で続編も2つ作られている。

車から降りてくるロボコップ、煙の中から現れるロボコップが鳥肌が立つほどかっこよかった。

images

maxresdefault

今回、新たな監督・キャストで制作されている。原作を観ていない人は大変面白く観れたと思うが、僕はどうしても原作と比較してしまう。

【ストーリー】

ストーリーは、軍事用ロボットを製造している「オムニコープ社」は海外にロボットを販売し巨額の利益を得ていた。

しかし米国本国においては「ドレイファス法」と言われる心を持たないロボットに人命を委ねることを制限する法律があるためロボットの普及が停滞していた。

オムニコープ社CEOのレイモンド・セラーズ(マイケル・キートン)はサイボーグ技術の権威デネット・ノートン博士(ゲイリー・オールドマン)の協力を仰ぎ「ロボコップ」計画を立ち上げる。

博士は密輸組織の仕掛けた爆弾によって体を吹き飛ばされ重傷を負ったアレックス・マーフィー刑事(ジョエル・キナマン)を被験者に選ぶ。

彼の妻クララの同意を得て、残った体以外を機械に置き換えロボコップが誕生する。

486ed7ad6b4cdd3fd1b3e85c566734e0

完成したロボコップは人間の脳を持つため感情に左右されやすい。この点は機械ロボットより反射速度が遅い。この欠点を補うため、ロボコップの感情を抑え機械に近い動作をするよう改造される。

ロボコップは次々と成果を発揮し市民から支持を得て行く。ところが彼は妻クララと再開したことから、人間の感情が再び元に戻り始める。

自分を殺そうとした密輸組織を独自に調査し、その結果警察内部の腐敗を暴くところまで事件が発展してゆく。実はオムニコープ社のレイモンドはこの腐敗に一枚かんでいる。

彼は腐敗が暴露されることを恐れロボコップを抹殺しようとする。ロボコップとオムニコープ社との真の戦いが始まる。

8

【レビュー】

2014年のリメイク版は原作のストーリーを踏襲しており、まあまあの出来であったと思う。

しかし欲を言わせてもらえば、原作を超えていない。何か原作をしのぐようなモノを工夫してほしかった。

例えば空を飛ぶとかサイボーグ009のように加速装置を使って高速で動くとか・・・・・。(実際3作目では空を飛んでいたと思う。)

ストーリーも原作からもっとひねって欲しかった。(原作とほとんど一緒じゃないか!)

配役の中で、ゲイリー・オールドマンの存在感が際立っておりさすがだと思わせる。もう彼を観るだけで我慢するしかないのかな・・・・・。

辰々

お知らせ:新しい映画ブログ辰々のお薦め映画とベストテン始めました。見に来てね。

robocop_12

記事が気に入ったら押してくださいね。

TOP

ロボコップ [DVD]

ジョエル・キナマン
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

2015-03-20

映画「ゴジラ・GODZILLA」感想・評価‐ゴジラ登場が最後の10分では不満だ前のページ

映画「2001年宇宙の旅」感想・評価‐手塚治虫の不参加が残念次のページ

関連記事

  1. SF

    映画「2001年宇宙の旅」感想・評価‐手塚治虫の不参加が残念

     【サマリー】この映画は1968年の作品で…

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

人気記事

アーカイブ

最近の記事

2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  
  1. ベストテン

    人生に疲れた時に見るお薦め映画ベスト20:人生は長く苦しいけど時には気分転換をお…
  2. コラム

    シャーロック・ホームズのモデルはフランスにも実在した:世界初の探偵業を始めたヴィ…
  3. ミステリー小説

    ミステリー小説「天才が見る予知夢」彼らの夢は時空を超え真実を伝える
  4. SF

    映画「ラスト・デイズ・オン・マーズ」感想・評価‐火星へ行ってまでもゾンビ映画とる…
  5. コメディ

    映画「グランド・ブダペスト・ホテル」感想・評価‐色彩豊かな大人の絵本だ
PAGE TOP