邦画

映画「デッドストック~未知への挑戦~」感想・評価:日本のホラーシリーズものだが怖がらせ方がなかなかうまい

サマリー


★★★☆☆(お薦め)

2017年7月22日~9月30日まで11話放映されたホラードラマ
監督 権野元、三宅隆太、森達也
出演 ●村上虹郎(常田大陸役)
●早見あかり(二階堂早瀬役)
●田中哲司(佐山暁役)

第一話

https://youtu.be/__dw_R4myks

第二話

テレビ東京【ドラマ25】デッドストック ~未知への挑戦~

第六話

https://youtu.be/liA9X_joMvo

 

一話30分のホラードラマだがあなどってはいけない、怖らせ方がうまいのだ。テレビ東京系列の「ドラマ25」の第二シリーズとして放映された。

全11話(330分)でアマゾン・プライムビデオなどで見られる。このドラマはアメリカでリメイクされることが決まっている。だからそれなりの実力とユニークさがあるのだ。

最近では、ユーチューブの怪談話などを見て寝る人が多いらしい。このドラマも30分ものなので寝酒感覚で気楽に見たい。見た後はぐっすり寝られる。でもホラーが苦手な人は昼に見るのが無難だ。とにかく発想が新しい。下手なホラーよりも断然おすすめだ。

ドラマのスジを少し紹介する。テレビ東京が神谷町から六本木の新社屋へ移転することになった。その際ボツになった大量のビデオテープが見つかる。3人の主人公はこれらのテープの中身を確認し、必要ないものは廃棄する仕分けをやらされる。つまり窓際部署「未確認素材センター」だ。

ところがこのテープの中には、幽霊、怨念、怪人、都市伝説など、とてもオンエアー出来ないヤバいものが見つかる。3人はこれらテープの謎を解明するため、当時の現場を再取材する。しかし、彼らを待っていたものは想像を絶する闇だった。

〇第一話はプロローグと「幽霊が出るトンネル」
幽霊トンネルを取材した当時の女性レポーターが恐怖のあまり、車に逃げ込み泡を吹く・・・とても公共の電波では流せない。そして彼女はその後自殺している。果たして彼女は何を見たのか。

〇第二話は「呪われた人形」
人形に憐れみを持つとその人に取り憑く恐ろしい人形がある。人形には怨念を抱いて亡くなった女の子の霊が巣くっている。果たしてそれは事実なのか。

〇第三話は「丑の刻参り」
憎い奴を呪い殺す手法として、昔から「丑の刻参り」という方法がある。彼らはある神社へ取材に出かけると、真夜中に御神木にくぎを打ち付ける音を聞く。そして身の毛もよだつ体験をする・・・果たしてそれは。

〇第四話は「こっくりさん」
その昔、小中学生の間で「こっくりさん」が物凄く流行ったことがあった。早瀬は「こっくりさん」が原因で会わなくなった友人の話をする。そして何年振りかでその友人宅を訪ねると・・・。

〇第五話「落ち武者の祟り」
ある旅館に落ち武者の霊が宿った鎧があると聞く。さっそく二人は取材に出かけるのだが・・・。

〇第六話「若い女性の変死」
若い女性がミイラのようになって死亡すると言う事件が起こる。被害者はクラブのホステスだと言うことで取材を申し込むが・・・。

〇第七話「消える遺体」
山梨県、青木ヶ原樹海で自殺者の遺体が消失すると言う事件が起こる。さっそく二人は現地に取材に出かけるのだが・・・。

などだ、最終十一話は実在の超能力者「清田益章」のドキュメンタリー映像が出てくる。彼は本当にスプーン曲げが出来るのか。そして仮に出来たとしても、この映像は真実なのかフェイクなのか見てる僕らには分からない。映画なんて(TVも含めて)所詮そんなものかも知れない。

「清田益章」

映像の中で超常現象が起こっても誰も信じない。唯一信じられるのは映像ではなくて、直接自分の目の前で見た時だけだ。それもひょっとしたらトリックかもしれない。では真実はどうやって証明するのだ・・・。

 

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