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映画「ライフLife」感想・評価‐エイリアンの現代版だけど怖さは半分だ


サマリー

2017年7月日本公開のアメリカ・イギリス合作 SF宇宙生物パニック映画
監督 ダニエル・エスピノーサ(デンジャラス・ラン、チャイルド44森に消えた子供たち、ライフLife)
出演 ●ジェイク・ギレンホール(複製された男ナイトクローラー、ライフLife、エベレスト3D
●レベッカ・ファーガソン(ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション、ライフLife、ガール・オン・ザ・トレイン
●ライアン・レイノズル(グリーン・ランタン、デンジャラス・ラン黄金のアデーレ 名画の帰還デッドプール、ライフLife、
●真田広之(ラストサムライ、ウルヴァリン:SAMURAI、Mr.ホームズ名探偵最後の事件、ライフLife、サンシャイン2057
●アリヨン・バカレ(ライフLife)
●オルガ・ディホヴィチナヤ(ライフLife)

映画『ライフ』予告編
『デンジャラス・ラン』などのダニエル・エスピノーサがメガホンを取ったSFスリラー。国際宇宙ステーションを舞台に、火星で発見された生命体の脅威にさらされた宇宙飛行士たちの運命を追う。『ナイトクローラー』などのジェイク・ギレンホール、エスピノーサ監督作『デンジャラス・ラン』にも出演したライアン・レイノルズ、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』などのレベッカ・ファーガソンらが出演。宇宙船内での手に汗握る展開に息をのむ。 作品情報:

映画『ライフ』予告編

スペースホラーなんだけど申し訳ないがあんまり怖くなかった。「エイリアン」のように逃げ場のない閉鎖空間の恐怖を現代版に置き換えたドラマだ。

でも空間が国際宇宙ステーション(ISS)の中だから狭い。乗組員が次々と食われてゆくんだけど、この生命体を駆除する方法がない。

火星で発見されたバクテリアのような生命体、最初は顕微鏡下の「ゾウリムシ」のような単細胞生物だけど、培養することによって少しずつ大きくなる。

地球上ではこの火星の生命体の話題でもちっきり、「カルビン」と愛称を付け子供にも大人気だ。しかし形体を少しずつ変え、薄っぺらなヒトデのような形になる。

このヒトデのような生命体がもの凄く敏捷に動き、人間を食っては大きくなる。そして最終形態は「タコ」だ。やっぱり火星人=タコを踏襲している。

ジェイク・ギレンホール、レベッカ・ファーガソン、ライアン・レイノズルと今時の大スターを揃え、しかもISS船内のセットは精巧に作られ、ワイヤーを使って無重力を演出し、CGを多用してごまかそうとしないところが好感が持てる。

でもエイリアンが「ヒトデ」では、怖いと言うより「可愛い」となってしまう。しかも短期間に単細胞生物が高度な知性を持ってしまう。ちょっと飛躍過ぎじゃない?

最後の落ちが「大ドンデン返し」になっている。後でネタバレするけど、この結末には疑問符が付く・・・やっぱり人類は強い方がいいじゃない。

ストーリー

無人火星探査機ピルグリム(巡礼者)が長い時間をかけ火星から土壌サンプルを持ち帰ってくる。この土壌の中に生命体の痕跡があるか調査するため、6名の乗務員が組織されISS(国際宇宙ステーション)に集められた。

ピルグリムはもの凄いスピードでISSに向かってくる。それをなんとかキャッチし、内部の土壌をISS内のラボに収納する。どんな病原菌が潜んでいるのか分からないので、実験室は密封され、検疫官のミランダ(レベッカ・ファーガソン)が監督する。

宇宙生物学者ヒュー(アリヨン・バカレ)は火星の土を細かく分析する。サンプルの中に鞭毛を持ったアメーバ状の単細胞生物が見つかった。-140℃のサンプルを少しずつ温度上昇させると室温で動き始めた。

乗組員たちは大興奮だ、この情報は地球に届き、生命体の名前を「カルビン」とする。ブドウ糖を摂取し細胞分裂を繰り返して徐々に大きくなる。「カルビン」のそれぞれの細胞は筋細胞、神経細胞、視細胞の機能を有しており、地球上の生命体と異なる特徴を持っている。

生命体にゴム手袋で触れると反応を示し、好奇心らしい挙動をする・・・知性を有するのか。暫く培養を続けると薄っぺらなヒトデ状の形態をとる。

生命体が動かなくなり、ヒューがスティックで電気刺激を与えると突然彼の手に絡み付き、手を骨折させるほど締め付ける。ヒューは叫び声をあげる。

それを見ていた航空エンジニアのローリー(ライアン・レイノズル)はミランダの制止を振り切ってラボに入りヒューを救出する。この危険な生物を駆除する決断をエカテリーナ司令官(オルガ・ディホヴィチナヤ)に求め了解される。

ローリーは焼却機を使って「カルビン」を焼き殺そうとするが、俊敏な動きに対応しきれず、彼は生命体に襲われ無残な死を遂げる。熱によって室内のスプリンクラーが作動し、その穴から邪悪な生命体は船外に逃げる。

「カルビン」は宇宙空間でも問題なく活動できる。この状況を地上の管制室に連絡しようとしたところ通信が出来ない。通信装置の修理にエカテリーナ司令官が宇宙服を着て船外活動するが、「カルビン」に襲われ死んでしまう。

「カルビン」にISSの燃料を食われ、ISSの制御もままならない。このままでは地球に落下してしまう。もし地球に「カルビン」が到達してしまえば大惨事が予想される。

一旦「カルビン」をISS内部におびき寄せ、駆除の方法を考えようとするがヒューも襲われてしまう。もう3名しか生き残っていない。そして救命艇に向かおうとしていたシステム・エンジニアのショウ(真田広之)も襲われ絶命してしまう。

あとに残された医師のデビッド(ジェイク・ギレンホール)とミランダは「カルビン」の排除を考えるのだが、その方法とはそしてそれは成功するのか・・・・。

ネタバレとレビュー

デビッドは最後の案をミランダに通告する。ISSに接続されている救命艇は2台ある。彼はその一台に「カルビン」をおびき寄せ、軌道を制御して宇宙に向かって発射する・・・地球から永遠に離れてゆく。

もう一台はミランダが乗り込み地球に帰還する案だ。彼女はしぶしぶ承諾する。そしてこの案を行動に移す。

デビッドの乗った救命艇に燃焼ランプのエネルギーで「カルビン」をおびき寄せハッチを閉めると宇宙に向けて発射させる。同様にもう一つの救命艇にミランダが乗り込み地上に向けて発進する。

暫くして地球の大気圏を通過して救命艇が海に着水する。近くにいた漁船が救助に向かう。ところがその中にはデビッドと巨大化した「カルビン」がいた。デビッドはハッチを開けるなと叫ぶが誰かが開けてしまう・・・。

救命艇に乗り込んだ「カルビン」は既に高度な知性を有するほど進化していた。「カルビン」はデビッドの両腕を押さえつけて、救命艇を制御し地球に落下してしまう。

片やミランダの乗った救命艇は発射の瞬間ISSの船体に接触し制御が出来ないまま宇宙に向けて飛び出してしまう・・・もう地球には戻ってこられない。

まあ、どんでん返しのバッドエンドだ。僕はこの結末を予想していなかった。でも映画のポスターをよく見ると「人類の夢も未来も砕かれる」と書いてある。冷静に考えるとバッドエンドを示唆しているね。

まあ、これぐらい予想できないと、「どんでん返しマニア」としては失格だ。ところでアメリカではこの映画は「パイレーツ・オブ・カリビアン最後の海賊」とのバッティングを避けて3月に封切られている。

日本ではほぼ同時期 公開だ・・・あんまり期待された映画ではないのかな、そういえば初日なのに映画館は10名くらいしかいなかった・・・「パイレーツ」を見るべきだったかな。

TATSUTATSU

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