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映画「ハドソン川の奇跡」感想・評価‐記録映画かと思うほど地味だけど心にジーンと来るね


サマリー

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2016年公開のアメリカ ヒューマン映画
監督 クリント・イーストウッド(硫黄島からの手紙、アメリカン・スナイパー
出演 トム・ハンクス(プライベート・ライアングリーン・マイルブリッジ・オブ・スパイ
アーロン・エッカート(アイ・フランケンシュタイン
ローラ・リニー(真実の行方、エミリー・ローズ

映画『ハドソン川の奇跡』予告編
俳優としても監督としても著名なクリント・イーストウッド監督と、名優トム・ハンクスがタッグを組んだ人間ドラマ。2009年1月15日、突然の全エンジン停止という危機に見舞われながらも、ハドソン川に不時着して乗客全員が生還した航空機事故のてん末に迫る。『サンキュー・スモーキング』などのアーロン・エッカートらが共演。機長の手記を基に描かれる、奇跡の脱出劇の背後に隠された真実に言葉を失う。 作品情報:

映画『ハドソン川の奇跡』予告編

昨日、娘と一緒に観てきました。

導入部分は記録映画かと思うほど地味な出だしで少々退屈したけど、ドラマが進んでゆくにしたがって感動がじわじわこみ上げてくる・・・そんな映画だ。

Daily News Out - New York, NY - 9/6/16 - Warner Bros. Pictures Presents In Association With Village Roadshow Pictures Presented In IMAX The New York Premiere of "SULLY" the film stars Tom Hanks and was directed by Clint Eastwood . - Pictured: Aaron Eckhart ,Chesley "Sully" Sullenberger ,Clint Eastwood and Tom Hanks -Photo by: Dave Allocca/Starpix

結末がもっとも盛り上がる、涙が出るほど心にジーンと来る。

昨今のCG全盛の時代に、ほとんどCGは使わず、しかも派手な演出もしない、クリント・イーストウッド監督一流の憎い映画作りだ・・・お薦めだ。

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この手法は大ヒットした「アメリカン・スナイパー」でも発揮された。

物語は誰でもみんな知っている、2009年にニューヨーク上空で起こった飛行機事故なんだ。

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離陸したジェット旅客機がバードストライクによって両エンジンを停止させてしまう。

「近くの空港に着陸しろ」との管制官の指示を、機長の独断で真冬のハドソン川にみごとに着水する。

January 15, 2009: Video stills of news coverage of US Airways Flight Number 1549 en route to Charlotte, North Carolina from LaGuardia Airport that has crashed in the Hudson River in New York City. N/C Ref.: infusny-03 IMPORTANT NOTICE: The attached image is a high-resolution video-still, supplied by Insight News & Features, Inc. (INF). INF does not own, nor does it claim to own, the copyright or any license to the image. Any fees charged by INF for the image are for the supply of the material and do not, and are not intended to, convey to the user any copyright or license rights. By accepting submission of the image, the end-user accepts the full responsibility of obtaining copyright clearance from the copyright holder prior to publication. Also, the end-user agrees to fully indemnify INF from any and all legal claims, demands or causes of action arising out of, or connected with, the user's use or publication of the image. If the end-user does not, or cannot, comply with all of the above restrictions, the image should not be used or published by that end-user.

そして乗組員・乗客合わせて155人全員の生還を果たす・・・機長は一躍「英雄」となる。

事故から着水まで208秒とあっと言う間の出来事だ、この5分も無い時間内に状況判断・決断・行動をしなければならない機長の精神的重圧は想像を絶する。

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この208秒がこの映画の「キモ」になっている。

ところが国家運輸安全委員会(NTSB)は航空機などのデーターをもとに、「本当に両エンジンが停止したのか?」「近くの空港に不時着する方がより安全ではないのか?」と機長を追及してくる。

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しかも、NTSBはコンピューターによる飛行シュミレーションを何回もまた操縦者も代えて実施し、データー上は近くの空港に無事着陸できることを確認している。

NTSBの委員は人間よりもコンピューターを信用してしまう。

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サリー機長(トム・ハンクス)もあの時の自分の判断は「間違いではないのか」と自問自答する。

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しかし、彼はあの状況下では「あの判断しかない」と確信をもっている。

ネタバレとレビュー

「英雄」であっても世間の風評によっては犯罪者になってしまう・・・恐ろしい。

155名誰一人として死なせなかったサリーでも世間やマスコミの攻撃に追い詰められてゆく。

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孤立無援のチェースリー・”サリー”・サイレンバーガー(トム・ハンクス)を支えるのは妻のローリー・サイレンバーガー(ローラ・リニー)と副操縦士のジェフ・スカイルズ(アーロン・エッカート)だけである。

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NTSB委員はサリーがミスを犯したと言わんばかりに彼を突き上げる。

ところがNTSB委員達も決定的なミスを犯していることをサリーは指摘する。

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コンピューターによる飛行シュミレーションには「空港管制官と通信する時間」「人間が状況を把握・判断する時間」「どの行動を取るか決断する時間」が抜けていた。

サリーの指摘通りこれらの時間を35秒と想定(あまりにも短すぎる時間ではあるが)し、飛行シュミレーションをやり直してみた。

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その結果 旅客機がバードストライクから35秒後に別の飛行場に行くように行動すると、全てのシュミレーションで墜落となってしまった。

やっとサリー機長の判断の正しさが証明された。そして川の中に落下したエンジンを調べてみると、当初一つのエンジンは生きていたと思われていたことも間違いであることが分かった。

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バードストライクの直後は2基のエンジンともに死んでいたことも実証された。

サリーはたかだか数十秒で状況判断し、決断を下している。彼はこの決断が出来たのは「42年間の飛行経験」のおかげだと言っている。

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コンピューター万能の世の中だけど、人間の直感・経験からくる判断力の重要さが再認識された事件だ。

クリント・イーストウッド監督はこのことが言いたかったのかな・・・。

この映画は見終った後から感動がよみがえる不思議な魅力をもっている・・・こういう映画は近年まれだな。

TATSUTATSU

地味だけど心が癒される映画ベスト15

 

 

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